2026年2月21日、上越市内7か所の会場で約10万本の雪灯ろうが山里を幻想的に照らす、冬の名物イベント「灯の回廊」が開催されました。上越南農泊推進協議会では、近年増えているインバウンド観光客を冬の上越へ呼び込むため、このイベントをツアー商品化することを目的に、今回のモニターを実施しました。
ツアーでは、灯の回廊の主要会場である
- 三和区:雪と灯の饗宴
- 牧区:まき深山のともしび
- 高士区:高士ルミネ
の3会場を巡りました。参加者として上越教育大学の留学生3名を招き、実際に会場を回りながら、イベントの印象や改善点について意見を伺いました。
スタートは三和区スポーツ公園。
こちらでは「見るだけではなく参加する」イベントとするために、雪灯篭づくりを体験します。
バケツの真ん中にお酒の一升瓶を置いて、まわりに雪を詰め込んでいきます。
今年はとても雪が多かったので、雪の確保には困りませんが、ここ数日の暖かさで雪が解け始めて、重たくなってしまっていて、結構な力仕事となってしました。それでも、約90分の作業で、3人で約70個の雪灯篭が完成。
夕方に会場に戻り、自分たちの作った灯りがどんな風に見えるのか、楽しみです。






人気のカフェ マンマルテラス
午後のスタートは、果物のフリーズドライの工房アマヤファームさんに伺い、フリーズドライの工房の見学と案内をいただきました。アマヤファームさんは、もともとこの地でぶどう畑を経営しているのですが、現在は上越で生まれたワイン用のブドウ「マスカット・ベリーA」のジュースやフリーズドライ商品の製造、さらに地元で人気のカフェ マンマルテラス(上越市三和区北代1056-1)も経営しています。


マンマルテラスでは、人気のシフォンケーキやプリンをいただき、大満足♪
午前中の雪灯篭づくりの疲れが吹き飛んだようです。




続いて、さんわ wellゲストハウスのレストラン、古民家宿泊施設の見学へ。
レストランの目の前の田んぼは見渡す限りの雪で真っ白。雪だからこそみられるこの景色に感激。
古民家の農泊施設見学では、豪雪地帯の家屋を支える柱の太さに驚き、初めて見る日本の民家の内部にあらためて母国との違いを感じるなど、興味津々でした。





そして、雪国の生活を実感できる体験として、今回は「里山かんじき体験」を用意しました。
地元のお父さんたちがかんじきを履くのを手伝ってくれましたが、近頃ではめったに履かないので教えるほうも四苦八苦。ようやく完成して、目の前の雪の中へ。
そのまま長靴で歩くと、ズボッとはまってしまうのですが、かんじきだと楽に進めますので、留学生さんたちも喜んで歩きまわり、目の前のすばらしい景色とともに写真撮影を楽しんでいました。
昔の方の知恵と工夫はすばらしい!と感心していました。




夕暮れの三和スポーツ公園会場へ
少し休憩した後、夕暮れが近づいてきたので、午前中に雪灯篭を作った三和スポーツ公園へ。
自分たちが汗をしながら作った灯篭が、ろうそくの光のゆらめきとともに美しく光っている様子に感動。
ちょうどこの日は暖かかったので、のんびりと灯篭の間を散策することができました。
やわらかな光に心が癒される瞬間でした。





牧ふるさと村のイベント会場へ
そして、灯の回廊のイベントは市内各地で開催されるのが特徴。車で約20分移動します。おいしい自然薯そばで地元民に愛される木草庵の周辺が牧ふるさと村のイベント会場。
まずは鴨南蛮のあたたかいおそばでからだを温めます。



そして、メイン会場へ。
ここでは、雪灯篭だけでなく、かわいい雪だるまがお客様を迎えてくれます。山の斜面に整然と並んだ雪灯篭がとても美し会場でした。とてもたくさんの雪灯篭が整然と並んでいる光景はまるでアートを見ているようです。




そして、最後のイベント会場「高士ルミネ」へ。
ここは、“日本のワインぶどうの父”と称される川上善兵衛が開いた「岩の原葡萄園」を中心とした会場で、さまざまなイルミネーションとたくさんのお店が集まるにぎやかな会場。ワインのおみやげも買えるので観光客に人気です。
この会場周辺は駐車場が少ないので、近くのJA倉庫駐車場からの送迎バスで移動します。



そして、ここに来た目的は、ツアー最後の締めとなる花火の打ち上げの見学です。
花火は20時前に開始。短い間でしたが、冬の澄み切った夜空に上がる花火を楽しんで、ツアーは終了となりました。


今回参加の留学生のみなさんからの意見を参考にしつつ、来年に向けて、ツアー企画をまとめてまいります。
関係者の皆様、モニターツアーへのご協力、誠にありがとうございました。
<2026年3月3日追記>
参加者からの感想が届きましたので掲載します。(原文のまま)
このツアーは上越をもっと知る上で大変勉強になりました。日本の文化を深く体験し、すごく楽しい一日でした。これはスタッフのおかげです。皆は優しくて、ゆっくりで説明してくれて、私たちは良い経験を過ごすように頑張りました。お世話になっておりました。ありがとございます!
<アスルさん(トルコ)>
21日どうもありがとうございます。今後、より多くの外国人が活動に参加するようであれば、多言語の説明書を用意できると思う。 特に日本の古い建築や文化を紹介する際には、非常に必要だと思う。
<リさん(中国)>
ツアー全体を通して、本当に素晴らしい体験でした。雪灯籠を作るのは初めてで、自分の作った灯籠に明かりが灯った瞬間、とても感動しました。好きなキャラクターのぬいぐるみと一緒にたくさん写真を撮り、家族に送ったところ、とても羨ましがられました。都会に住んでいる私にとって、こうした静かな環境はとても貴重で、できることなら一週間ほどゆっくり過ごしたいと思うほどです。窓を開けた瞬間、一面の雪景色が広がるあの時間は、本当に最高でした。
<リュウさん(中国)>

