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こんな素敵な環境で作ったらぶどうもおいしくなると知ることができた ~龍池園 【できたことブログ】

2025年9月、上越市三和地区の丘陵地にある葡萄農園「龍池園(RYUCHI-EN)」さんを訪ねました。
南斜面に広がるぶどう畑の向こうには、雄大な妙高山の山並み。
その景色を目にした瞬間、思わず息をのむほどの美しさでした。自然を相手にする大変さは想像できますが、この景色を眺めながらぶどうを育てる日々は、きっと特別なものなのだろうと感じました。

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京都から上越へ。雑草地から始まった挑戦

お話を伺った龍池さんは、約10年前に京都から実家のある上越へ移住し、ご夫婦で一から農業を学びながら、雑草地だった土地を開墾し、改良し、ぶどう農園を立ち上げたそうです。この地域は冬になると数メートルの雪に覆われます。
大雪の重みでぶどう棚の柱が折れてしまうこともあり、真冬にその修復だけでも大仕事。
そんな苦労話を、これまで都会生活をしていた奥様が笑顔で語ってくださった姿がとても印象的でした。

さらに、龍池園では殺虫剤・除草剤を一切使わない栽培を続けています。
虫も動物も寄ってくる環境でのぶどうづくりは、想像以上に大変なはず。それでも丁寧に向き合い続ける姿勢に、ただただ頭が下がる思いでした。

ワインの父・川上善兵衛の地で育つ「マスカット・ベーリーA」

龍池園で育てられているぶどうの大半は、ワイン用の品種。
この地域には「ワインの父」と呼ばれる川上善兵衛が創設した岩の原葡萄園があり、彼が品種改良を重ねて生み出した日本オリジナルのワイン用ぶどう「マスカット・ベーリーA」が主力だそうです。

生食用のぶどうは全体の1割ほど。
そのため、近隣のスーパーや売店、ネット通販でしか出会えない、まさに“希少な味”です。

前日に食べたぶどうパフェが、まさかの龍池園産だった

実は龍池園を訪れる前日、同じ三和地区にある「喫茶去(きっさこ)」さんで、絶品のぶどうパフェをいただいていました。そのパフェに使われていたぶどうこそ、龍池園さんのぶどうだったのです。

前日にとってもおいしく味わったぶどうが、翌日にぶどう園を訪ねると、それが目の前のぶどう棚に実っている。
そして、そのぶどうを育てた方と直接お話ができる。
こんな旅のつながり方って、なかなかできる体験ではありません。

龍池さんも、自分のぶどうを食べたばかりのお客さんと品種や味わいについて話せることを、とても嬉しそうにしていました。

この地域だからこそ生まれる“出会いの連鎖”

三和の小さなエリアの中で、
「食べる → 訪れる → 作り手と話す」
という体験が自然につながっていく。

それは、この地域の魅力そのものだと感じました。

これもまた、「上越南に来たらできること」のひとつ。
旅の中で、土地と人と味がひとつにつながる瞬間に出会えたことが、とても嬉しい時間でした。


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