上越にある 岩の原葡萄園 を訪れてきました。
意外と知られていないのですが、日本のワインの源流はここ上越にあるのです。
岩の原葡萄園 は、明治時代に「日本のワインぶどうの父」と呼ばれる 川上善兵衛 が創業した、日本ワインの歴史を語るうえで欠かせないワイナリーです。川上善兵衛氏が困窮していた際に、援助したのがサントリーの創業者・鳥井信治郎で、岩の原葡萄園は現在もサントリーのグループワイナリーの一つになっているくらいの歴史も権威もある場所なのです。


日本最古の石蔵が語るワイン造りの原点
本館の建物の横には、1894年に建てられた 国の登録有形文化財にも指定されている第一号石蔵 が現存しています。今回はその4年後に建てられた第二号石蔵を見学させていただきました。現在は樽熟成庫として使用しており、中に入った瞬間、雪室でひやされた冷気で「ひんやり」。空気の冷たさと蔵の静けさ、そして時間の重みとともに熟成されるワインの香り。ワイン好きにはたまらない空間ですね。
新潟といえば豪雪地帯。
その厳しい冬の気候を逆手に取り、積もった雪を「雪室」に貯め、その冷気で発酵温度を管理するという独自の 雪室技術 を確立したのも岩の原葡萄園だそうです。
また、ワインショップのある本館の二階には川上善兵衛記念館があり、善兵衛が取り組んだぶどうづくり、ワイン造りの歴史が展示されています。豪雪地帯でのぶどう栽培に合う品種「マスカット・ベーリーA」は、今でもや日本ワインを象徴する品種のひとつ だそうです。


試飲とワイン談義で盛り上がる友人たち
試飲は無料のものから、有料でも100円〜400円ととても良心的。
ワイン好きの友人は、ここぞとばかりに飲み比べを楽しんでいました。とはいえ、実際にはスタッフの方々とのワイン談義のほうが楽しかったようで、気づけばすっかり盛り上がっていました。私はお酒が飲めないので、その横でぶどうジュースをおいしくいただきましたが。。。
おみやげには、善兵衛さんへの敬意を込めて、マスカット・ベーリーAで造られた 「深雪花」 を購入。

岩の原葡萄園は、ただのワイナリーではなく、日本のワイン文化を築いた「原点」を体感できる場所でした。
ワインが好きな人も、歴史が好きな人も、きっと心に残る時間を過ごせるはずです。
そしてもちろん──
飲む人は、車の運転は絶対にしないでくださいね。
施設概要記事

